フィルム型LEDビジョンとは?メリット・価格・設置事例を紹介!
フィルム型LEDビジョンは最新のディスプレイ技術のひとつです。空間を効果的に使用しながら情報を伝達したい場合におすすめです。フィルム型LEDビジョンの使用にはどんなメリットがあり、また価格や設置場所はどのようになっているのでしょうか。この記事ではフィルム型LEDビジョンのメリットや価格、さらに実際の設置事例について紹介します。
フィルム型LEDビジョンとは?
フィルム型LEDビジョンとはどのようなものでしょうか?ここではLEDビジョンや、その中のひとつであるフィルム型LEDビジョンについて説明します。
そもそもLEDビジョンとは、LEDを使用したデジタルディスプレイのことです。ニューヨークのタイムズスクエアや、渋谷のスクランブル交差点付近のビルなどに設置されているディスプレイを想像するとわかりやすいです。
LEDビジョンは主に、デジタルサイネージのために利用されます。デジタルサイネージとは、ディスプレイやプロジェクターに文字や映像を表示し、道案内や広告などの情報伝達を行うことです。LEDビジョンの使用率は増加しており、近年では街の至るところで見かけます。
それでは次にフィルム型LEDビジョンについて説明します。フィルム型LEDビジョンとは、柔らかなフィルム状の基板にLEDを搭載したディスプレイです。LEDビジョンの種類のひとつで、パネル型やポスター型などと同列に位置づけられます。「透過型LEDビジョン」「シースルーLEDビジョン」と呼ばれることもあります。
フィルム型LEDビジョンの特徴は、通常のLEDビジョンと比較すると軽量で薄く、曲面や凹凸のある面にも適応できることが魅力です。そのため建築物の輪郭に沿って設置したり、曲面的なディスプレイを作成したりできます。
フィルム型LEDビジョンのメリット
フィルム型LEDビジョンにはフィルム型特有のメリットがあります。以下ではフィルム型LEDビジョンのメリットとして、省スペースなので単体で設置できる・軽量で設置しやすい・外からの光を遮らない・映像や光の立体演出が可能・輝度が高く見やすい・省エネの6つを紹介します。
フィルム型LEDビジョンのメリットのひとつは、設置場所を取らず省スペース化ができることです。LEDビジョンは通常パネル型が多く、自立させるためにスタンドなどを一緒に設置する必要があります。
一方のフィルム型LEDビジョンは、スタンドなどを使わずにそのまま設置できます。基盤が薄いプラスチックフィルムでできており、窓ガラスなどに貼り付けるだけで設置が完了します。フィルム型LEDビジョンは薄くて単独で設置できるため設置場所の制約が少なく、省スペースが叶います。
フィルム型LEDビジョンのメリットには、軽くて設置しやすいことも挙げられます。フィルム型LEDビジョンは、薄いプラスチックフィルムに小型のLEDがついています。パネル型と違いベゼルなどもないため、非常に軽い作りになっています。
またフィルム型LEDビジョンは、単独で設置できることも魅力です。自立させるためにスタンドなどを用意する必要がなく、窓ガラスに貼ったり天井から吊るしたりしての設置が可能です。フィルム型LEDビジョンは、女性1人でも設置できるほど軽量で設置しやすいです。
フィルム型LEDビジョンは外からの光を遮らず、屋内に光を取り込みつつ設置できる点もメリットです。LEDビジョンに多いパネル型の場合は基盤が分厚く、テレビのような作りになっています。そのため窓際に置くと内部からは圧迫感を感じ、外からの光も遮ってしまいます。
対してフィルム型LEDビジョンは、薄くて透明性もあります。そのため窓際に設置しても、室内の雰囲気を圧迫することがありません。また外からの光も遮らないため、屋内に自然な明るさを取り入れられます。
フィルム型LEDビジョンのメリットには、映像や光を立体的に演出できることも挙げられます。フィルム型LEDビジョンは柔軟な素材で作られているため、曲面や凹凸のある面にも設置できます。
このように建物壁面の曲線や構造物のカーブに沿ってフィルム型LEDビジョンを配置することで、立体的な映像や光の演出が可能になります。特にアミューズメント施設や視覚効果を利用した展示物などにおいては、フィルム型LEDビジョンの柔軟性が大きく役立ちます。
フィルム型LEDビジョンは輝度が高いことも特徴のひとつです。輝度とは、ディスプレイなど光源を持つものから発せられる光の明るさのことです。カンデラという単位を使って表されます。
フィルム型を含むLEDビジョンは、液晶モニターやプロジェクターに比べて輝度が高いです。液晶モニターが600カンデラなのに対し、LEDビジョンは1,200~5,500カンデラです。よってフィルム型LEDビジョンは視認性が高く、広告などの表示物をより効果的に伝達できます。昼間の明るい環境でも見やすく、夜間は鮮やかにサイネージできます。
フィルム型LEDビジョンのメリットには、消費電力が少なく長時間使用できることも挙げられます。LEDは通常のライトに比べると消費電力が少なく、省エネなことが知られています。これはフィルム型LEDビジョンも同じです。
フィルム型LEDビジョンはLEDの効率的な発光特性により、少ない消費電力による長時間の使用が可能です。フィルム型LEDビジョンを目立たせたい夜間でも、電力コストを気にせずに使用できます。
フィルム型LEDビジョンのサイズと価格相場
フィルム型LEDビジョンの価格相場は小さいものだと10万円程度、大きいものだと40万円程度となります。小さいものはガラス柵や手すりに貼ったり、建物内のレイアウトのアクセントとして使用するのがおすすめです。
大きいものは窓ガラスに貼って外にいる人の目を惹く目的で使用したり、吊り下げ広告として頭上から吊るしたりするのがおすすめです。用途に合ったサイズ・価格のものを選んで、フィルム型LEDビジョンを効果的に使いましょう。
フィルム型LEDビジョンの設置事例
フィルム型LEDビジョンの設置事例としては、商業施設でのプロモーション・駅や公共施設での案内・店舗や街頭での吊り下げ広告・ディーラーなどの店頭広告・アミューズメント施設などでの空間演出などが挙げられます。
フィルム型LEDビジョンは窓ガラスや凹凸のある壁面などにも貼り付けられるため、さまざまな場所で活用できます。貼り付けずに吊り下げての使用もできるため、狭い空間を有効活用して省スペースでの設置も可能です。
フィルム型LEDビジョンを使って効果的なディスプレイをしよう!
この記事ではフィルム型LEDビジョンのメリットや価格、さらに実際の設置事例について紹介しました。フィルム型LEDビジョンのメリットにはまず、薄くて軽いため設置しやすいことが挙げられます。また透過性があるため外の光を遮らず、屋内に自然な光を取り込みながらサイネージができます。局面にも設置できるため立体的な映像演出もでき、省エネながらも輝度が高いため見やすいです。 フィルム型LEDビジョンの価格はサイズによって異なり、10万円から40万円が相場となります。設置事例としては商業施設や店舗・駅や公共施設・街頭など、さまざまな場所で見られます。